南インドの経済都市、バンガロール。インドのシリコンバレーとも言われ、世界各国のIT企業の進出が相次いでいます。このバンガロールの現地での交通手段を紹介します。
オートリキシャ
インドでタクシーと言ったらオートリキシャ。この名前の由来も面白く、人力車(ジンリキシャ)から来ています。人がオートになったからオートリキシャというわけです。
タイヤカンボジアではトゥクトゥクと言われるアジアでは一般的な三輪タクシーなのですが、ここインドではメーターが付いています。
メーターは25ルピー(約50円)からスタート。かなり安いのが嬉しい。
古いタイプの機械式メーターのオートリキシャもありました。メーターを動かしてくれればとても安いのですが、雨が降っているときや渋滞が激しい時間はメーターを使ってくれないことも多々あります。そういった時は交渉するしかありません。ショッピングモールなどには固定料金乗場もあり、そういったところで乗ると行き先を伝えた時点で料金が決まるので安心です。
運転席はドライバーごとに様々なカスタマイズがされています。これを眺めるのも楽しいかもしれません。
バス
バスは最もローカルな乗り物。観光客の利用は少ないのですが、インドのローカルを感じられる乗り物です。
ここインドではバスも英語が通じることが多いので、乗る前に行き先を伝えていくかどうかを聞くと安心です。
バスに乗るとチケットを売る人が行き先を聞いてきます。距離別料金のようで、行先によって料金が違うようでした。今回は17ルピー(約34円)。
最初前の席が空いていたので座ったら、「Woman Only」と周りの方々に指摘されてしまいました。ここバンガロールでは前は女性、後ろは男性と決まっているようです。もちろん周りは全てインド人で外国人は私一人でした。ただ、周りのインド人も英語が話せる人が多いのでどこで降りればいいのか教えてくれる親切な人もいます。
メトロ
バンガロールでもメトロが開通しています。といっても現在開通しているのは6駅。数年後にはもっと長くなる予定で2路線が計画されています。
メトロの現在の終点、MGロード駅。MGロードは下に通っている道の名前で、マハトマ・ガンジー・ロードの略。インドでは至るところにMGという表記を見つけることができます。
駅の入り口。警備がかなりしっかりしていて、荷物検査を通らなければいけません。
券売機。行き先をタッチパネルで選択して、お金を入れると丸いトークン(乗車券)が出てきます。このトークンを改札にタッチして入場します。この辺りはマレーシアやシンガポールなどの東南アジアと同じ仕組み。
ちなみに、この券売機の向かい側には窓口があり、多くのインド人は窓口で切符を買っていました。自動の機械のほうが楽だと思うのですが、まだ自動券売機が浸透してないのでしょうか。
エスカレーターで上に上がるときれいなホーム。黄色い線を超えるとすぐに警備員に笛で注意されます。
行き先の表示も分単位。ちゃんと時間通りに運行されていました。
新しいメトロの車両が到着。
メトロの車内はシンガポールなどの車両と同じような外観。椅子もプラスチック製です。
行き先の表記も3ヶ国語表記。アナウンスも3ヶ国語で行われています。乗り心地もとても快適です。
ちなみにこのとても綺麗なメトロの下は普通に牛が歩いているインドらしい光景が広がっていました。メトロができてもインドらしさは失われずにいてほしいものです。
今回紹介したバンガロールの3交通機関、是非使いこなしてください!