インタビュー

インドで日本語教育!?アイセックのプログラムでインドの小学校に勤務!!

インドのバンガロールでインターンシップをした高本さんとその小学校の生徒
インドのバンガロールでインターンシップをした高本さんとその小学校の生徒

今回話を聞いたのは佐賀県出身で、県立広島大学に通う3年生の高本かおりさんです。英語と国際交流に興味があって、いまは国際文化学科というところに所属をされています。1年生のときからアイセックに所属をしていて、3年時にアイセックの海外インターンシップに参加をしたそうです。

そんな高本さんからインドでのインターンシップ生活に関して聞かせてもらいました。

アイセックという団体との出会い

大学生での海外への挑戦

高校時代から海外に行きたいとずっと思っていました。そして大学生になってマレーシアとイギリスに語学研修に行き、旅行では韓国や台湾に行きました。そして2018年の夏に、アイセックのプログラムでインドに6週間行きました。

アイセックという団体について

アイセックは「平和で人々の可能性が最大限発揮された社会の実現」を目指し、海 外インターンシップの運営を主幹事業とする世界最大の学生団体です。国際連合と提携し、持 続可能な開発目標 SDGs の達成に向けて協働しています。 私の所属するアイセック・ジャパンは、1962 年に日本支部として設立され、現在国内 25 の 大学委員会で活動しています。

アイセックの中で担う役割

1年生の時は送り出し事業局に所属をしていていました。プロジェクトごとに活動をしていて、送り出し事業局向けにインターンシッププログラムを作ったり、プロモーション活動の一環で、説明会を開催したりしていました。

2年時からはプロジェクトリーダーとして、どのようなプログラムを作っていけばいいのかということを考えて活動を行っていました。3 年時では、幹部として組織全体のバックオフィスを担当しています。

アイセックに入ったきっかけ

もともと海外だったり、英語に興味がありました。そこで、国際協力系の団体を探していました。しかし大学が比較的小さいので、あまり学生団体や、国際交流系のサークルがありませんでした。

そんな中で先輩から誘ってもらったり、説明会に参加をして、アイセックを知りました。私の所属する広島委員会は、現在広島県内 4 つの大学で構成され計 34 名で活動し ています。

アイセックの支部ごとのつながり

アイセックに入って、本当にたくさんの繋がりができました。アイセックに入っていなかったらこんなに繋がりはできなかったと思います。関西で西日本合宿が行われたり、東京に全国25の大学が集まって、各支部ごとにの幹部候補の人達で、一緒に次年度のことを考えるという合宿にも参加をしました。1,2年生の時にそのような機会に積極的に参加をして、いまでもそこでできた繋がりが自分にとって大きなプラスになっています。

インドでのインターンシップ

インターンシップの概要

高本さんがインターンシップで活動をした学校

南インドのバンガロールという所の、主に小中学校でインターンシップをしていました。そこで日本文化であったり、日本語の基礎を教えていました。学校のホームページからの情報なのですが、インドの中でもミドルクラスの子供たちが通っているそうです。経済的に決して裕福ではない子供たちが通う学校でした。

その学校がリーダーシップだったり、社会貢献活動を教育指標にしていて、外国の文化を知ることや、異文化交流やなどを大切にしていたので、インターンシップを受け入れて下さったのではないかと思います。

もともとは教育というよりはヘルスケアに興味があったんです。なのでそれに関連する世界中のアイセックの研修を探していました。そんな中で見つけた、バンガロールの、がん患者さんを支援する施設に行く予定になっていたのですが、変更等があってバンガロールの学校で日本語、日本文化を教えることになりました。

だから、教育関係の研修に参加をする予定ではなかったんです。ただ高校時代に教育の不平等には興味がありましたし、子供も好きなので、この際だからと思って参加を決めました。

選んだ、インドという国

インドに対してそこまでこだわりはなかったのですが、いつかは行ってみたいと思っていました。インドに行くのはおすすめですよ。混沌としていておもしろいです。たまたま研修の地にインドがあったので、大学生活の集大成として、インドにいくことを決意しました。

実際たくさんの刺激を受けました。今まで4カ国程外国に行ったのですが、インドは少し違っているなと感じました。

学校での1日の流れ

大体10時から15時くらいまで学校にいて、40分の授業を2コマ担当していました。現地にいる、日本文化を詳しく知っているのは自分だけだったので、自分で授業を作っていました。生徒がどんなことを知りたいのか、どうすれば学びにつながるのかを常に考えて教えていました。毎日1つの決まったクラスではなくて、毎回違うクラスで教えていました。多くの子供達と交流する機会がありました。

私が授業をしている間、先生が後ろの方で見てくれていましたが授業に介入していることはほとんどありませんでした。終わる度に「お疲れ様」という感じで声をかけてもらっていたのですが、もう少しコミュニにケーションを積極的に取って、自分の授業の改善点など聞けると良かったかなと思います。

先生たちはすごく忙しそうでした。テスト期間だったということもあり、生徒も先生もテストに向けてバタバタとしていたんだと思います。

学校の規模

生徒数はそれなりに多かったと思います。校舎は4階建ての建物で、1クラス30~40人くらいいました。規模的には大きな学校だったと思います。

授業形態

形式としては日本の授業と同様です。最初はパワーポイントを使った授業をしていこうと思っていたのですが、準備をしていった最初の授業で使えないということを伝えられ、結局使うことができませんでした。その日は即興で自己紹介や、日本について質問したりしました。

そこでパワポは使えないということを知って、以降は黒板を使って授業をすることを決めました。前日に授業案のようなものを自分で作って、次の日の授業に備えます。授業では英語でコミュニケーションを取ります。でも最初は生徒の英語を聴き取るのが少し大変でした。

生徒から質問があっても、聴き取れなくて、何回も聞き直してしまったり、ごめんやっぱりわからないという感じになってしまうこともあって、そこは凄く申し訳なかったし、どのようにすれば円滑にコミュニケーションが取れるのか難しかったです。

日本アニメはインドでも大人気

バンガロールの街並み

たくさんのインド人が日本文化に興味をもってくれていたので、嬉しかったです。インドでも日本のアニメは人気がありました。クレヨンしんちゃんが特に人気があったと思います。

インターンシップを通して感じたこと

仕事の中でやりがいを感じたこと

生徒が質問をしてくれたことに関して、自分の持っている知識の限りに答えることができて、生徒が凄く嬉しそうにしてくれた時が嬉しかったです。その子に新しい考え方や知識を与えることができて嬉しくなりました。

また、孤児院にも行く機会がありました。孤児院では言語が通じなかったので、通訳を頼んでレクチャーをしました。言語が通じなくても一生懸命日本語や日本の遊びを遊んでくれて、言語や文化の違いは関係なく、自分が紹介した新しい体験や楽しさによって、笑顔になってくれて嬉しかったです。

日本人だからこそ、日本をもっと知るべきだ

日本の文化やレクチャーをする中で、もっともっと自分も日本のことについて、文化や言葉を知らないと行けないなと感じました。日本について教えることで、自国のことについて知る大切さを知るきっかけになりました。日本人として間違ったことは教えられません。改めて日本のことを考えるきっかけになりました。

仕事の中で大変だったこと

子供たちが自由奔放に授業を受けていたことです。誰かが質問をしている時にも全然静かにしてくれませんでした。最初のころは子供たちをしっかりまとめて、いまは質問を聞く時間、いまは先生の話を聞く時間、という風にメリハリをつけるのが大変でした。

私が全体に呼びかけをすることが多くなったので、みんな私の話を聞いてくれたりして、メリハリをつけて話を聞いてくれるようになりました。一生懸命に自分の言葉で伝えて、自分なりに意見を伝えようだったり、なんでもきちんと言葉にしようと意識しました。

また、授業のタイムマネジメントも大変でした。ここまでやりたかったけど、ここまでしかできなかったということも多々ありました。

インドの英語環境

インドは日本と比べとても広いので地域によりますが、「バンガロールは、イギリス による植民地時代の影響で英語教育制度がしっかり整備された」と、ホームステイ先の女の子 から聞きました。

人によってレベルの差がありますが、比較的英語は皆話すことができていて、かなりインド訛りはありましたが、とても流暢でした。 子供たちも、基本的に流暢に英語を話すことができます。

インドでのインターンシップを終えて感じる自分の変化

バンガロールの街並み②

インドに行って最初のほうは優柔不断で、1つのことに対してくよくよと悩むことが多くありました。ですが、何か問題が起きた時にいつまでもくよくよして悩むのではなく、次何をすればよいのかを考えるようになりました。そのような思考ができるようになったと思います。

インターンシップにはひとりで行ったので、いつもいつも相談できる相手というのはいませんでした。頼れるのは自分だけである状況が多かったので、自分と対話しながら進んでいきました。自分がどう思うかであったりとか、自分がどうしたいのかというのは常に考えていました。

インド現地の生活

インドでの住まい

最初は学校から歩いて5分くらいのホステルに住んでいました。朝食と昼食はご飯が出ました。普通のホテルのようなきれいなイメージを持つと思うのですが、全然きれいではなく、古いホステルでした。浴室にはシャワーがなかったので、置いてあったバケツに水を貯めて浴びていまし た。

お風呂と洗面所は部屋になかったので、他の人の部屋を通ってトイレやお風呂に行くような生活を送っていましたが、ホステルの事情により移動することになって、現地に住んでいるインド人のアイセックの学生の家にホームステイをしました。ヒンドゥー教徒の家庭で、インドの文化を感じることができました。最終的にはもう一度移動をしたので、合計3つの場所に滞在をしました。

最後にホームステイをした家がイスラム教徒の家庭だったので、そこでもまた違った文化を感じることができました。

インドの治安

ひとりで行動することもあったのですが、スリや強盗など、大きなトラブルはありませんでした。ですが日本人ということで、物乞いに声をかけられることはありましたね。治安は地域によって違うと思います。

ハプニング

帰国する日に空港でぼったくりにあったことです。「荷物を運んであげる。空港を案内もするよ!」といわれて任せたら、結構お金を請求されました。結果的に飛行機に乗れたのでよかったのですが、、、。インドの経済に貢献したと思っています。(笑)

インドの食べ物

高本さんがインドで食した食べ物

辛い食べ物が大丈夫なので、最初は美味しいなと思って食事をしていました。ただ、どの料理も香辛料が強いので、途中から日本食などの少し薄めの食べ物が恋しかったです。アジアンレストランはあったので、食べようと思えば日本食を食べることもできました。

インドでのインターンシップを終えて見据える未来

就職をしようと思っています。業界や業種はまだ検討中ですが、日本と海外を繋ぐような職につきたいと思っています。日本をもっと開かれた場所にするようなことがしたいです。国際交流を促進させて、日本に住む外国人の助けになるようなことがしたいと思っています。

アイセックでの外国人の方との交流を通して、自分も新しいことを知ったし、外国人の方に対して、学びや知識などを与えるのが好きだなと感じました。そんな自分の「好き」を仕事にできればいいなと思います。

海外インターンシップ迷っている人にひとこと

自分がやりたいことや気になることに対して自信を持ってほしいと思います。海外に行きたいなと思うなら、行っていいと思います。迷うことや不安なことはあると思いますが、その分自分の成長に繋がったり、自分が変わるきっかけになると思います!

アイセックのより詳細な情報はNPO法人アイセック・ジャパン公式HPへ

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