前回ご紹介しました、『トビタテ留学JAPAN、合格のコツ・方法~留学計画・自由記述編~』はいかがだったでしょうか?
少しでもトビタテに興味を持っている学生さんの役に立ったならキャライズ編集部としては非常に嬉しいです。
また、まだお読みじゃない方は、是非一度目を通していただくと嬉しいです!!↓↓
トビタテ留学JAPAN、合格のコツ・方法~留学計画・自由記述編~合格した、自由記述大公開!!
さて、今回はそんな1次審査である留学計画・自由記述作成の次のステップ、2次審査合格のコツを伝授しますね!!
このページの目次
選考プロセスのおさらい
まずは選考プロセスのおさらいをしましょう。
- 自分の在籍する大学へトビタテ申し込みの意志を伝える
- トビタテに定められた様式に従って、留学計画・自由記述を作成する
- 在籍大学を通じて作成した留学計画・自由記述をトビタテ事務局へ申請
- 1次書面審査
- 1次書面審査合格通知
- 合格後、面接・グループディスカッション・プレゼンテーションの準備 ←ここ
- 2次面接審査
- 採否結果の通知
- 合格者事前合宿
- 留学開始!
はい、これは前回もご紹介しましたね!
今この記事をおよもお読みの方で1次試験を終えられているのであれば、今の段階は⑥の”面接・グループディスカッション・プレゼンテーションの準備”という段階のはずです。
もう一度、いや何度でもいいます。
今後の自分の動きや、締め切りは必ず確認をし、頭に入れておきましょう。Googleカレンダーなどうまく活用して、絶対に忘れや漏れのないようにしましょう。
今回は2次審査合格のための準備やコツを項目別に紹介しますね!
さあ、あと半分のプロセスを終えれば、晴れてトビタテ留学JAPAN、日本代表ですね!
前半記事でも言いましたが、トビタテ留学JAPANはしっかり準備すれば受かります!自信を持って、合格後海外で活躍をしている自分を思い浮かべながら準備も楽しんでいきましょう!!
2次審査の概要
2次審査は、例年通りで行きますと、東京都霞が関に構える、文部科学省にて行われ
- 面接…面接官と1対1で15分間
- プレゼンテーション…6人の候補生と1人の審査官でグループになり、そのグループ内で自分の留学計画を発表。ひとり4分間で、全員が終わったあとに5分間の質問タイム
- グループディスカッション…プレゼンテーションを行ったグループでディスカッション。8期のテーマは「より良い留学にするために大切な3つのこと」。15分間でディスカッションし、3つに絞りひとりが発表。それに対し審査官がフィードバック。
という感じでした。
まず、東京に、文部科学省に、もう僕はお口ぽかーん状態でした。(笑)普段遠くの地方に住む僕は、東京のスケールや電車の複雑さ、文部科学省のお役所感にいちいちと感嘆していました。
「東京や~!!」って感じです。都会に住む美少女と入れ替わったあの感じです。(どの感じだよ…)
開始時間は人によって違います。よって朝からの人もいれば昼からの人、また夕方からの人もいます。
開始時間はコースや学校によって決まっているわけでは無く、人によってばらばらですので、きちんと確認をしましょう。
また、僕としては遠方からくる学生は前泊をすることをおススメします。
しっかりと準備をすればするほど緊張をするものです。
朝から飛行機に乗って、慣れない電車にあたふたして~となってしまうのは勿体ないですし、前日の夜はなるべく近くのホテルなどに泊まってリラックスして臨みましょう。
それでは項目別に詳しく説明して行きましょう
面接審査
まず最初に面接審査です。
ぼくとしては、この面接審査が最も大事な審査だと思っています。というのも、例年通りの日程で行われるとすると、面接審査が一番最初のプログラムだからです。
この審査の手ごたえ次第で1日の気持ちのもちようが大きく変化すると思います。
因みに僕の場合は、面接官の方とめちゃくちゃ馬が合いまして、ほんとに楽しく且つ心強い言葉を頂いたのでその後のプレゼンテーションやグループディスカッションに凄く好影響が出たと思います。
どんな面接官に当たるかは運次第なので、仕方がありません。
中には、「なんで?」を繰り返して聞いてくる面接官や、圧迫な感じの面接官もいるそうです。(それほど多くは無い所感ですが…)
どんな面接官と当たったとしても問題が無いようにしっかりと準備して臨みましょう。
面接の事前準備
面接日当日を迎えるまでに、とにかく自分の提出した留学計画・自由記述を何度も読み返すべし
何を聞かれてもすぐに答えられるようになっておくとgood。
読み、自分の頭の中で整理ができたら次はとにかくたくさん色々な人に話しましょう!
その中で友人でも家族でも、聞いてくれた人から質問をしてもらって自分の留学計画のどんな部分が質問されやすいのか、掴んでおくといいですね!
また僕が使った作戦をひとつ紹介すると、プレゼンテーションとは別に小さめのフリップを作って留学内容を説明できるように準備して行きました。
学校で対策を行ってくれるところは、練習会が開かれるところもあります。積極的に参加をしましょう。
そうでなくとも、複数人の教授などにアポを取って、模擬面接をしてもらうと凄く良いです。
自分の仲のいい友達とは違い、ある程度の緊張感の中で練習をすることが出来ます。
面接当日
面接官に「この子にお金を払いたい、投資をしたい」と思わせるべし
当日、緊張はもちろんあると思いますが、自信を持って臨めば大丈夫。
ここで重要なポイントは、前回から何度も言っていること
面接官は企業の人事の方である
ということ。
面接官から、この子を採用したい、お金を出したい、と思わせれば勝ちです。
自分の留学計画がこの国にとって、そしてその企業にとってどのように貢献をすることが出来るのか。しっかりアピールをしましょう。
そして自分の熱い想いを自分の言葉でしっかりと伝えれば、きっとどんな面接官にも響くでしょうし
僕の場合は、面接官の方がその場で
「君に奨学金をあげたい。全力でプッシュしておくね」
という風に言ってくださいました。
こんな風に言ってもらえればテンションは上がりますし、その後のグループディスカッションやプレゼンテーションの大きな励みになりました。
プレゼンテーション
プレゼンテーションの事前準備
プレゼンテーションは例年通りでいきますと、与えられた時間は4分間となります。
そう、凄く短いんですよね…この時間の中で自分の想いを、計画を語らなければなりません。
僕の場合は、大体4部構成くらいになってて
①自己紹介…20秒
②現状・抱える課題感…30秒
③留学計画…2分
④まとめ…30秒
といったような構成で作成をし、発表しました。
面接官を含めて皆から印象を強く持ってもらいたいなと思い、最初の自己紹介のところでは軽く笑いどころも作って発表しました。当日もそこで結構みんな笑ってくれて僕自身リラックスすることが出来ました。
プレゼン資料は、パワーポイントで作成したものを印刷して、大きめのスケッチブックに張り付けて発表をする人が多いです。
パソコンや、タブレットを使って発表をする人も中にはいますが、光の反射だったり、画面・文字が小さかったりで見えにくいことがありました。
中には、なにも準備せずに口答だけで発表をしている学生もいました。大丈夫なのかなとも思いましたが、その人も合格を頂いたそうなので、必ずしも資料を用意しないといけないわけではないようです。
が、やはりもしもの時に自分でも確認が出来た方が良いですし、何かしら用意することをおススメします。
とりあえず最初はパワーポイントで作成して時間を計りながら練習→多かったら減らす→また練習→…ということを繰り返し、時間内にプレゼンが終了するようにまとめましょう。
また、メモなどを読んでいてはやはり印象も良くないです。
話す内容はきちんと頭の中に入れて、読むのではなく、話して伝えられるようにしましょう。
また、当日は1分間ほどの審査官による質問タイムがあります。
プレゼンテーションに関しても面接同様、友達から大学の教授まで、色々な人に話しを聞いてもらって、質問の想定と対応はきちんと出来るようにしておきましょう。
4分という短い時間なので、質問がきそうなところをあえて伏せ、質問を誘導するというのも手の一つではあると思います。
プレゼンテーションの当日
プレゼンは堂々と、大きな声で行うべし
当たり前っちゃ当たり前のことですが、縮こまって、声も小さくては見ている人達にも伝わりません。
頑張ってきた自分を信じて堂々と大きな声で発表をしましょう。
他の人のプレゼンテーションに関してきちんとメモを取っておくべし
自分のプレゼンテーションが終わったからと言って、それで終わりではなく、きちんと他の人の留学内容を把握できるようにメモをとりましょう。
ここには2つの理由があります
①全員のプレゼンテーションの後に5分間の質疑応答の時間があること
各プレゼン後の1分間は基本的に審査官の方の質問の時間ですが、全員のプレゼン後に5分間の質疑応答時間が別途あり、その時間は学生同士で質問をしあうことが出来ます。
ここで質問であるとか、意見を述べることで審査官へのアピールをすることが出来ます。
②プレゼンテーションの内容が次のグループディスカッションに繋がること
グループディスカッションの内容は8期でいうと、「より良い留学計画のために必要な3つのこと」でした。これは各候補者のプレゼンの内容から話を進めることになります。プレゼンの時間がすべて終わった後に5分間ほど、誰のどんなところが良かったかを考えて書く時間があり、それらをもとにグループディスカッションでディスカッションを行います。よってきちんと他の人のプレゼンテーションは把握しなければなりません。
しっかりと準備し、堂々と悔いのないようなプレゼンテーションにしましょう!
グループディスカッション
グループディスカッションは就職活動などでも良く行われるものです。
トビタテの場合は6人班で、ひとつのトピックを議論し、最終的に全員のアンサーを作り上げていきます。
8期でいうと「より良い留学計画のために必要なこと」を15分間で役職を分けしながら最終的な答えを出していきました。
自分達の場合、
- リーダー
- タイムキーパー
- 書記
- 発表者
- その他×2
といったような役職の構成でした。
グループディスカッションにおいて重視されるのは最終的な答えではありません。
ゴールに向かう中で、チームにどのような貢献が出来ているのかが重要視されます。
グループディスカッションの準備
グループディスカッションに関しては、準備をするのが難しいです。ただ、事前にグループディスカッションとはどのようなものなのか、体感しておくのは効果的です。
ですので大学で同じようにトビタテの2次審査を受ける人が何人かいるのであれば、集まって、
そうでなくとも学内外で行われている就活対策イベントなどに参加をして、グループディスカッションを体感しておくことをおススメします。
グループディスカッションの当日
私が使ったグループディスカッションの効果的な作戦
グループディスカッションに関してに際し、効果てきめんな準備物をご紹介しましょう。それは
ポストイット
です。
私はポストイットを持参して、グループディスカッションの時に使うことを提案しました。少なくとも8期では、グループディスカッションの際に持ち込んだポストイットを使用することが出来ました。
そしてディスカッションが始まる前にさりげなく
「みんな、名前で呼び合えるように、ポストイットに名前を書いて名札の代わりにしませんか?」
と提案をします。あくまでディスカッション外での話ですが、面接官にもディスカッションの円滑化に貢献しているとアピールできたはずです。
そして役職を決める際に
「自分はポストイット持ってるから書記やるわ!」と書記をゲットしました。
正直書記はおススメです。
必要不可欠且つ自分だけが最初の発言から記録をしているので、さりげなくディスカッション全体をコントロールすることが出来ます。
なので、僕は要所要所で今出た意見と既出の意見を比べたりしながらまとめ的な発言をしていました。
また、書記とポストイットはとても相性が良くて、ポストイットを持っているということで書記になることに必然性を持たせることができます。
そうして確実に書記のポストを頂いた後は、事前に配られた白い紙に、メモしたポストイットを貼って意見を分類分けします。
そのようにしてみんなに見やすくわかりやすい議事録を自然に作り、且つ意見のまとめも行っているので、
意見出し→グループの意見確定
というプロセスの潤滑油になっていることもアピールできてしまします。
僕は実際にこの手法を使って、当日大きな手ごたえを感じ、帰ることが出来ました。
おススメです。是非やってみてください!
最後に
いかがでしたでしょうか?
前編・後編という形でトビタテ留学JAPANの合格のコツを披露させて頂きました。
恐らく僕が準備し、そして合格を頂いたすべてのノウハウを公開していると思います。(笑)
この記事を読んでくださった皆さんが無事にトビタテ生となり、海外で有意義な活動をされた暁に、是非、キャライズにインタビューをさせて下さい!!
よろしくお願いします!!!