キャライズ編集部です。今回は官民協働の奨学金制度「トビタテ留学!JAPAN 日本代表プログラム」(以下トビタテ)の御紹介、そして選考突破のコツを伝授します!当メディアのインタビューの中にも、この奨学金制度を利用しながらインターンシップをされている方がいます!
何を隠そう、私自身もトビタテ生なんです。(笑)トビタテ8期の新興国コースで応募をし、無事合格を頂きました。実際にトビタテ留学JAPANに応募をし、そしてこの制度を利用した所感…それは「奨学金手厚過ぎる!トビタテコミュニティ最高!」ということ、そして「案外、受かる!」ということです。
地方国立大学の私ですが、合格することができましたし、周りの合格者を見てもいわゆる高学歴な大学の人が多いというわけでもありません。しっかりとした留学計画、そして熱意があれば合格をすることが出来ます。それがトビタテの大きな特徴です。大学でのGPAも全く関係ありません。でももちろんそこには「コツや工夫次第」という条件が付いてきます。実際にトビタテに挑戦し、合格を頂いた私が意識した”コツや工夫”を大公開していこうと思います。
このページの目次
まずは、トビタテをきちんと理解しよう。トビタテ留学JAPANとは!?
トビタテ留学JAPANってちらほら耳にするけど、具体的にどのような制度なのでしょうか。「国がやってる!」「めちゃくちゃ奨学金貰える制度!」「でもめちゃくちゃ書類とか作らないといけない」「選考が厳しくて受からない」等々…。皆さんイメージは様々あると思います。正直合ってるところも間違ってるところもあります。トビタテ合格への道程の中で1番最初にやるべき必須事項、それは”トビタテを知り、理解すること”です。
”トビタテ留学JAPANとは、政府だけではなく、官民協働のもと社会総掛かりで取り組む「留学促進キャンペーン」です。文部科学省は、意欲と能力ある全ての日本の若者が、海外留学に自ら一歩を踏み出す機運を醸成することを目的として、2013年10月より留学促進キャンペーン「トビタテ!留学JAPAN」を開始しました。政府だけでなく、社会総掛かりで取り組むことにより大きな効果が得られるものと考え、各分野で活躍されている方々や民間企業か らの御支援や御寄附などにより、官民協働で「グローバル人材育成コミュティ」を形成し、将来世界で活躍できるグローバル人材を育成します。”
(トビタテ!留学JAPAN公式HP より抜粋)
ここで重要なポイント、それはこのプロジェクトが”官民協働”のプログラムであるということです。国から奨学金が支払われているわけでは無く、企業による出資によってこの制度は成り立っているのです。企業だってただ国から頼まれて何となく出資しているはずがありません。未来ある若者への出資によって、国への、はたまたその企業へのリターンを期待しています。この点は今後の選考過程において非常に重要になってきますので、頭に入れておいてください。
トビタテ留学JAPAN日本代表プログラムの募集コース
トビタテには、以下3つの募集コースが存在します。
- 大学生等コース:大学・大学院・短期大学・高等専門学校(3年時以降で専攻科を含む)・専修学校(専門課程)生対象
- 高校生コース :高等学校・中等教育学校後期課程、特別支援学校高等部、高等専門学校(1~3年次)、専修学校高等課程対象
- 地域人材コース:グローバルな視点でローカル(地域)の発展に貢献する、グローカルリーダーを目指したい人対象のコース
私が申し込んだのが大学生等コースになりますので今回は大学生等コースにフォーカスを当てたいと思います。そのほかのコースに関して詳しく知りたい方は
に詳しい記載がありますので、御確認下さい。どのコースにも共通することですが、トビタテは情報戦だと言っても過言ではありません。募集要項を熟読し、色々な人やネットからいかに多くの、良質な情報を得られるかが重要です。実際の選考過程に入る前にしっかりと必要な情報はインプットしておきましょう。
その他にもトビタテにはたくさんのルールが存在します。募集要項は必ず熟読し、またすぐに読み返せるようにしておきましょう。
いよいよトビタテへ申し込み!
募集要項を熟読し、事前に必要な情報をインプットしたら、いよいよトビタテに申し込みをしていきましょう。
まずはおおまかな選考の流れの確認です。
- 自分の在籍する大学へトビタテ申し込みの意志を伝える
- トビタテに定められた様式に従って、留学計画・自由記述を作成する
- 在籍大学を通じて作成した留学計画・自由記述をトビタテ事務局へ申請
- 1次書面審査
- 1次書面審査合格通知
- 合格後、面接・グループディスカッション・プレゼンテーションの準備
- 2次面接審査
- 採否結果の通知
- 合格者事前合宿
- 留学開始!
おおよそこのような流れで選考は進められていきます。太文字になっている部分がご自身でとらなければならないアクションです。ここで注意して欲しいのは、1.の在籍大学への意志表明です。この期限はトビタテによって定められたものではなく、各大学によって各々期限が設けられています。きちんと大学の留学科といったトビタテを担当してそうな窓口に確認をしましょう。
それでは実際に留学計画と自由記述を作っていきましょう。
①とにかく早く大学の担当の方に意志を伝える
まずはとにかく早く自分がトビタテに申し込みをしたいということを担当の窓口の方に伝えましょう。これは早ければ早いほどいいと思います。在籍大学の担当の先生はいわば、自分とトビタテ事務局との唯一のパイプです。この担当の方を省き、トビタテ事務所に直接コンタクトを取ることはできません。これから手続きを進めていくうえで担当の方との関係性は非常に重要になってきます。早いうちから担当の方とコンタクトを取り、やる気を示すことは非常に大事なことだと言えますし、連絡に対する早いリプライや期限の厳守などを通して、信頼関係を築いていきましょう。
②自分は何をしたいのか、将来から逆算して考えてみる
いきなり留学計画を書き始めてもまず書き進みません。自分が今までどのようなことをやってきて、どのようなことに興味があり、どんなことをしていきたいのかしっかりまとめておく必要があります。この点において私が意識した点、それは”過去・留学中・未来”という3段階で考えることです。過去自分がこんなことをやってきて、その上で留学中にどのようなことをし、それを帰国後のこんなことに繋げる、という感じになるとgood。トビタテでの留学がゴールではなく、あくまで自分のゴールへの過程であることは念頭に置いて考えた方が良いと思います。且つ、トビタテが企業の協賛によって成り立っていることを忘れずに。自分の活動が日本社会にどのようなプラスの効果を生むのか、それも考えておくといいと思います。
行き詰ったらとにかく話してみましょう。自分ひとりで考えるよりも誰かに話しながら考えた方がより客観的な意見を得ることができますよね。最終的に評価をするのは自分ではなく他人です。客観的にどんな印象を受けるのか、これは留学計画を作っていくうえで非常に良い材料となります。
③留学計画の作成
では実際に留学計画を立てていきましょう。まずは作成事項の確認です。
- 留学計画の目的と概要(1000字)
- 申請コースの選択理由(255字)
- 学修の成果及びその測定方法(400字)
- 期待できる学修・実践活動の成果の活用(500字)
- 留学計画の実現のための取組(500字)
- 自由記述A42枚(こいつがちょっと手強い…)
上記のリストはすべて私が申請した時の様式です。必ずしもこの通りの項目、この通りの文字数になるとは限りません。項目や文字数に関しては確認しておきましょう。
いよいよ②で想起した自分の考えを実際に文字に起こしてみましょう。とにかく書いてみて、友達や家族、大学の先生に見せては添削をしてもらい、修正、添削、そしてまた修正を繰り返し行いましょう。ここで私が意識したのは2点です。”自分の留学計画が生み出す日本への好影響”そして”実現可能性”です。特に2つ目の実現可能性は自分の武器にしました。トビタテは申請の時点でインターン等の受け入れ先の確定は必要とされていません。しかし、選考において留学計画の実現可能性を吟味するということははっきりと明記されいます。出来るのであれば、申請の時点で事前に受け入れ先にコンタクトを取っていることがアピールできるとgoodです!
添削をしてもらう際に最も効果的な相手、それは…トビタテに実際に合格されたトビタテ生です。在籍大学のトビタテを担当している窓口に確認をすれば同じ大学にトビタテ生がいるのか教えてくれると思います。またもし同じ大学や知り合いにトビタテ生がいなくとも、SNSで検索をして連絡をしてみたりと方法は色々あると思います。過去に同じ挑戦をし、困難を経験したトビタテ生は突然の連絡であってもきっと力になってくれるはずです!もちろん私への御相談も大歓迎です。お問い合わせフォームからお気軽にご連絡ください。
④自由記述を作る
自由記述は
- 留学によってどのような自分になりたいか
- 困難を克服した経験
- トビタテ!留学 JAPAN 日本代表に対して自身が貢献できると考えること
- その他アピールできるポイント
の4項目をA4サイズの紙2枚以内で自由に記述します。これに関しても私が挑戦した8期のものですので、確認はしっかりと行ってください。この自由記述は非常に重要で、自分の想いや考えを最もぶつけやすいと思います。また、レイアウト等もすべて自由なため、最もオリジナリティを出すことができます。提出される無数の書類の中でいかに読む人の印象に残すことができるか、自由記述に関しても、色々な人に見てもらい、修正し、また見てもらい~を繰り返して自分の納得のいく自由記述を完成させましょう。
また、私は自由記述の他に受け入れ企業とのコンタクトの資料を付属して提出しました。
これは私にとって大きな武器になったと思っています。もし可能であるならこのように受け入れ先とのコンタクトの記録などを提示すると大きなアドバンテージになるでしょう。
⑤自分の努力の結晶を提出!
何度も添削を重ね、ボロボロになりながらも完成させた書類を実際に提出しましょう。ここのプロセスも大学によって違いがありますが、一般的には、トビタテのHPから実際の応募フォームに清書をし、各大学の担当の方がまとめてトビタテ事務所の方に提出をします。担当の方と逐一連絡を取りながら、期限厳守でできるだけ余裕をもって提出をしましょう!
⑥自由記述、大公開!
まあ色々と私の意見を述べさせて頂きましたが…
百聞は一見にしかず!!
とよく言われますよね。やっぱり実際の現物を見るのが1番早いんですよ。そこで今回私が実際に提出をして、合格を頂いた自由記述を公開しようと思います。
下のバナーにある、メールセミナーに登録をして頂いた方限定で、メールで私が作った自由記述2枚、そして企業とのコンタクト資料2枚、計4枚をメールにてお送りします!
というのも
このメールセミナー、トビタテの留学計画を作るうえでもめっちゃ大事なことを教えてくれるんです!
新卒で日本の大手シンクタンクに就職し、そこで働きながら就活支援の講師を務め、その後海外で起業し、実際に日本から学生をインターンシップ生の受け入れを何人もされた方の話しを基に作成しました。トビタテって上記にもあるように企業の協賛金から成り立ってるんですよ。2次試験の面接官は企業の人事の方です。
キャライズのメールセミナーは、こんな人達が書いています。
- 大手企業に自らが就職をされ、且つ学生の就活支援を行っていた=人事に気に入られる資料の書き方や話し方を知っている。
- 海外で起業をし、実際にインターン生を受け入れている=海外で活動することの意義を知っている、またインターン生を受け入れる側の意見や感想を持っている。
- 数多くのインターン生をインタビューしてきた=インターンシップを成功させる方法、求められているものを知っている。
まさにこれからインターン・留学をするあなたにベストな情報を届けられると思ってるんです。トビタテの準備をするのにも最適だなと思っています。めちゃくちゃいい話なので、余すところなくお伝えできるようにメールセミナーという形を取りました。もちろんお金がかかるなんてことは絶対にありませんのでご安心を。
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トビタテの僕の自由記述は、メールセミナーに登録をして頂いた後すぐにお送りしますね!
さいごに
今回は1次の書面審査にフォーカスを当てました。自分の熱い思いが書面を通じて事務所の方に伝わるように準備を怠らず臨みましょう!しっかりと準備をすればきっと大丈夫です!キャライズは海外挑戦を目指すすべての人たちを応援しています!
2次審査に関する記事はこちら↓↓
トビタテ留学JAPAN、合格のコツ・方法~面接・グループディスカッション・プレゼン編~グループディスカッションの必勝アイテムは○○です!