ベトナム、ホーチミンで開催される海外短期インターンシップ『グロキャン』。今回は実際に参加をし、潜入して感じたプログラムの特徴や身に付く力などを徹底解説します!
毎年、申込みがギリギリまで間に合う数少ないプログラムで、長期休暇直前の駆け込み申込みも多いそうです。
なんと、2020年はコロナウイルスで海外渡航ができなくなった影響により「オンライン海外プログラム」となったそうです。
同じ研修としての効果を保つために色々変更があるそうなので、ぜひ一度お話を聞いてみることをおすすめします。
『グロキャン!』公式サイト:http://global-internship.com/
このページの目次
プログラムの内容
まず最も気になるのが、プログラムの中でどのようなことをしていくのか、ということだと思います。端的にいうと、講師や現地でビジネスを行っている起業家たちから出される課題に取り組むことになります。具体的な課題の内容は教えることができませんが、5日間を通して、課題を与えられ、約半日間でそれに取り組み、発表までおこないます。
世界のどこでも活躍できる人を育てたい
運営している方が海外で事業を立ち上げた経験をもっており、その経験から学んだことをプログラムに詰め込んで学べるようにしたいというのがプログラムの考え方だそうです。
これからグローバルになっていく時代で世界のどこでも活躍できる人をグロキャンを通じて輩出していきたいという思いで運営されており、実際にそれに必要な力を学ぶことができます。
グロキャン!のキャンは「キャンプ」だと思っていたのですが「ブートキャンプ」というそうで、特訓を意味しています。その名の通り、海外ビジネスの特訓になっていました。
海外インターンに行く前、就職活動の前、就職する前、何かを始める前に「強い自分」になっておきたいという人は最適なプログラムです。
ミッション例「レストランの新作メニューを考案して欲しい」
プログラム中はリアルなビジネスを体験できる課題が日々出題されます。課題といっても本当に起業家の人が出てくるそのリアルさはビビります。
出題者:現地で日本食レストランを経営する、日本人社長
1日の流れ
午前9時~:ホーチミンの日本食レストランにて社長と対面。課題の出題や事前の情報共有がなされる
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午前10時~:事前に共有された情報をもとに、企画を行っていく。街に出て、ベトナム人に対して聞き取りをおこない、現地の人達のニーズを探る。
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午後2時~:事前に共有された情報や、現地の人達に対する聞き取り調査で得た情報をもとに企画を作り上げ、発表用のスライドまで仕上げる。
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午後4時~:実際に出題者である社長の前でプレゼンを行い、レストランのメニューとして採用か不採用かの判定をしてもらう。
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午後9時~:寝る前にチームで集まって、反省点などを洗い出しながら日報を書く。それに対して講師からもフィードバックをもらい、次の日の活動につ9なげる。
このような流れで、出題される課題に毎日取り組みます。
1週間でたくさんのことが学べる
1週間という海外インターンにしては短い期間でしたが、たくさんのことを学ぶことができました。
どんなところでも重要となす「ビジネス基礎スキル」
- 顧客に対して成果を出す志向
- PDCA・アクションプランニング
- やりきる力
- タイムマネジメント
- ゼロベース思考
- チームワーク
- プレゼンテーション力
どこでも活躍できるようになる「グローバルビジネスマインド」
- 自ら考えて行動する主体性
- 突破力・実行力
- 語学力を越えたコミュニケーション力
- あらゆる状況に対応できる力
- パッションを持って巻き込む力
- くよくよしないメンタルタフネス
- どこでもやっていける自信・意欲
これらは知っていてもなかなか身についていないことばかりなのですが、それを実体験を伴って経験し、言語化しているので驚くほど身についています。
もちろん、就活の面接でも具体的なエピソードとして話すことができますし、その後のキャリアでもしっかりと役に立ちました。
グロキャンの特徴
- 開催地は、経済成長著しいベトナムホーチミン
- 異国の発展途上国という地でリアルなビジネスを体感できる
- 圧倒的スピード感で、効率よく成長する
- 学んだことを実践できる
- たった5日間で、就活で内定をとれる経験を得られる
- 大企業での勤務から起業、海外のビジネスまでを知り尽くした講師
開催地は経済成長の著しいベトナムホーチミン
ベトナムはいまビジネスの地としてかなりの注目を浴びています。平均年齢が日本よりも16歳若く、世界トップの成長率を誇る活気のある街です。治安も良く、ビジネスチャンスに溢れていること街は様々な挑戦を行うには最高のロケーションに間違いありません。
世界第3位のダイナミックな都市
米国JLL社による世界で最もダイナミックな都市ランキングでは米国や中国の都市を抑えてホーチミン市が第3位に、ハノイ市が8位にランクイン。日本の都市が東京も含めて全てランク外だったことからも、今後の時代を牽引する国であることがわかります。
世界で最も成長する国ベトナム
英国PwC社の「The World in 2050」によると、2016年から2050年のGDP成長率はベトナムが平均5%とインドや中国の成長率を超えて世界で最も成長すると予測されています。平均年齢も日本と比べるとかなり若く、日系企業の進出にも目を見張るところがあり、ホーチミンの日本商工会企業登録数は800を超えています。
東南アジア屈指の治安の良さ
東南アジアと聞くと治安を心配する方も多いと思いますが、ベトナムでは日本人の殺害や誘拐・レイプなどもなく、爆弾などの国際テロも起こらないとても治安の良い国です。もちろん、スリやひったくり等はありますが、しっかり注意していれば普通に生活していて怖いと感じることはありません。治安の良さは間違いなく東南アジアトップクラスでしょう。
異国の発展途上国という地でリアルなビジネスを体感できる
海外という行くということは、旅行などでただその地を訪れるだけでも成長はあるでしょう。しかし、このグロキャンプログラムはただ訪れるのとは蓄積される経験値が全く違います。ビジネスを知るにとどまらず、実践し、成果をあげるという経験は旅行では絶対に経験をすることはできません。
圧倒的スピード感で効率よく成長する
グロキャンというプログラムは5日間という短期間の間に集約をされています。参加して思いましたが、正直かなり大変です。毎日課題に取り組み、心身ともにくたくたになってホテルに戻ります。でも1日目より2日目、2日目よりも3日目、、、という風に、たしかな成長を感じ、実際作業効率もぐっとあがるのを体感しました。
他の短期インターンシッププログラムでは、1ヵ月ほどのプログラムを通じて1つの課題に取り組むパターンが多いです。そのようなプログラムと違い、グロキャンでは、毎日違う課題に取り組み、結果が出ます。休む時間は少ないですが、他のプログラムでは1ヵ月で得るような経験値を5日間で獲得できます。
学んだことをすぐに実践できるから
講師の方から、プログラムの中でさまざまなビジネススキルを教えてもらうことができます。そして、そのようにインプットしたことを実際にビジネスの中で実践することができます。学んだことを実践しながら、頭にも身体にもその知識をしみ込ませることができます。
たった5日間で、就活で内定をとれる経験を得られる
5日間という短期間ですが、就活のネタとしては、十分すぎる経験を得ることができます。異国の地で課題に取り組んんだ経験は企業の人事、面接官の興味をひくことになると思います。実際に、参加をした学生はこの経験を就活に活かしているのだとか。
このグロキャンでの経験を面接で話したところ面接官から興味をひき、某有名企業のインターンシップ面接に合格、そのまま内定をもらった学生もいるそうです。かく言う私自身も、グロキャンでの経験を話して、インターンシップやゼミ、本選考など、かなり助けてもらっています。キャライズでインタビューをした佐田さんは、グロキャンの参加したあと作ったESで落とされたことがなあいのだとか。
佐田さんのインタビュー記事はこちら↓
ベトナムでの短期インターンシップを終え、国際ボランティア団体の代表へ。そんな彼女がインターンシップを通して学び、団体運営に活かしていることとは!?
大企業での勤務から起業、海外のビジネスまでを知り尽くした講師
グロキャンの講師を務める三宅氏はSpice Up Vietnam Co., Ltd. Managing Director / 株式会社インタークリエーションズ代表取締役社長で、上智大学理工学部を卒業後、みずほ情報総研株式会社で勤務する傍ら、大学生の就活支援やベトナムでのカフェ経営などに携わってきました。メディア事業や取材コーディネイト等も行い、4年間に渡ってベトナムで事業を拡大させています。ベトナムガイドブックや業界専門紙にて執筆するなどベトナムや海外ビジネスについての知識も豊富で中小企業診断士の資格も有しているそうです。
グロキャンでは、そんな三宅さんから、ビジネスの話から海外で働く、背活することに関して様々なことを教えてもらうことができます。プログラムの中では、参加者の疑問や、活動に対するフィードバックを丁寧に行っている姿が印象的でした。
プログラムの費用に関して
参加費用に含まれるているもの
- 現地での課題(ミッション)設計
- 現地オリエンテーション
- 渡航前オリエンテーション(東京、又はオンラインでの実施)
- ウェルカムパーティー
- フェアウェルパーティー
- 研修中のスパイスアップメンバーによるサポート
- ビザや海外旅行保険についての申込サポート
- 卒業生ネットワークへの加入
プログラム費用に含まれないもの
- 集合場所(ホーチミン市指定場所)までの交通費
- オリエンテーション参加にかかる交通費・通信費
- 海外旅行傷害保険料
- 滞在費(1万円別途)
- 交通費、食費、その他個人的な費用(過ごし方により1日1000円~4000円程度)
実際に参加した私の費用内訳は
- プログラム参加費用:9万円
- 航空券:往復約5万円
- 保険:約1万円
- 現地宿泊費:1万円
- 食事・移動費:約1.5万円
- ツアー費用:5000円
合計:約18万円でした!
参加申し込み、説明会に関して
グロキャンへのお問い合わせやプログラムのお申込みは公式サイトの下の方にある「LINE問い合わせ」からできます。
プログラムのメイン講師から直接話を聞くこともでき、参加しない方でもその場でアドバイスを色々受けられるので、まずは連絡して見るだけでも良いと思います。
本当に売る気あるのかなー!?と思うほど、売り込んで来ないので安心です。笑
どうして全然売り込まないんだろう?と不思議に思って聞いてみたのですが、プログラムを通して本当に変わりたい人だけに来てほしいという思いがあるそうです。
さいごに
いかがでしたか?実際に参加をした私から言わせてもらいますと…
かなりおススメです。
春休みや夏休みの長期休暇で成長体験を得たいあなたは是非参加することをおススメします。
少しでも迷った方は、講師の方に直接疑問をぶつけてみてください。どんな質問や疑問にも丁寧に答えてくれました。