大学生活や、高校の学生生活。みなさん大学での勉強にサークル活動、部活動、アルバイト…と取り組んでいることや取り組みたいなと思っていることがたくさんありますよね。
「海外インターンシップをやってみたいな」
と思っても、なかなか海外へ行くための準備や、実際に海外へ行くための時間を作ることが難しい人も多いと思います。また、長期で海外インターンシップに行くとなると、大学の講義を休む必要が出てきます。その場合、休学等の措置を取ることで、大学の卒業年度を延長する必要もありますよね?金銭的な問題や、家庭の事情等で大学を卒業するのを延長するのはなかなか難しいという人も数多くいます。では、どのようにして海外インターンシップへ行くのがよいのでしょうか?でも大学生には毎年、まとまった時間のとれる長期の休みが存在します。
そう、それは春休み・夏休み等の長期休暇です!
大学によって期間に差はあるものの、1ヵ月~長いところでは2カ月の休みになるという大学もあります。長期休暇を有効に活用しないのはもったいないです。長期休暇は新しい挑戦をするのにぴったりなタイミングです。
今回は、この春休み・夏休み等の長期の休みを利用して、効果的に海外インターンシップへ行くことのメリットやデメリット、そして夏休みに海外インターンシップをするおススメの形態を紹介します!
このページの目次
春休みや夏休みの長期休暇に海外インターンシップをする2種類の方法
大学の長期休暇を丸々使った、1~2カ月のインターンシップ
春休みや夏休みの期間は大学によって異なりますが、1~2カ月ほどの休みの時間を使うことが出来ます。そこでその休みを丸々全部使って海外の企業でインターンシップを行うという選択肢を取ることが出来ます。この場合、一般的に多いのがエージェントを介し、紹介してもらった企業にてインターンシップをする形です。春休みや夏休みは、海外でインターンシップなどをしたいと考える学生も多いので、それに伴ってエージェントを介した求人も増えていきます。
企業によっては有給のインターンシップもあるでしょう。
1週間ほどの短期インターンシッププログラム
大学の春休みや夏休みの長期休暇には、1週間ほどの短期のインターンシッププログラムが各地で開催されます。こちらは、企業に入って業務を行うのではなく、インターンシッププログラムを主催している企業や団体によって用意されたプログラムに参加をするという形になります。参加学生はプログラム費用を払って、プログラムに参加をします。
長期休暇に海外インターンシップをするメリット・デメリット
春休みや夏休みの長期休暇に海外インターンシップへ行くメリット
①休学・留年をする必要が無い
海外インターンシップに行く期間を夏休みに設定することの最大のメリットは休学や留年を心配する必要がないことです。休学するという選択肢をとった場合、卒業年度が延長され卒業や就職のタイミングが遅れてしまうのもネックになるポイントですが、手続きやそれに際し発生する費用も存在します。大学として、休学をあまり推奨しないところもあるようです。
大学によって異なりますが、休学に際し授業料の~%を支払う義務がある大学があります。例えば、早稲田大学の場合、たとえ休学中であったとしても休学の費用として総額約10万円を支払う必要があります。ですが、早稲田の10万円は寧ろ安い方と言えますね。慶應義塾大学は、在籍基本料+施設設備費+その他の費用で法学部で約25万円、医学部となると約40万円の費用が発生します。私立大学の場合、基本的に休学に際して、費用の請求があります。国立大学は基本的に無料なようです。 最近は海外で留学やインターンシップをしたいという学生が、休学に掛かり費用の減額を求める運動を起こすという動きでも出てきていまが、まだまだ広がっていないのが現状です。
また、費用云々の前に、そもそも休学を認めてもらえない例もあります。キャライズ内でインタビューをした、現在社会人で学生時代に休学を経験された赤井さんは、当時大学でインターンシップのみの休学を認めてもらうことすらできなかったといいます。赤井さんの場合は、インターンシップ+語学留学という形にして、休学を認めてもらいました。
赤井さんのインタビュー記事↓↓
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国立大学の場合は基本的に休学に際して授業料を払わないといけないというル―ルはないところが多いようです。しかし、渡航する期間を夏休みに限定すれば、授業料を追加で支払う必要はありません。
費用だけではなく、家庭の事情で卒業年度を伸ばすことは厳しいという人もいると思います。また、卒業年度を遅らせるということは、就職活動、並びに就職のタイミングが遅れるということになります。休学や留年によって卒業年度が伸びてしまった場合でも、その間にしっかりと目的を持った活動をしていれば、就職活動に悪影響が出ることはありませんが、特に元々入学年度が遅れてしまっている人からすると心配な部分があると思います。実際に年齢制限のある様々な募集が存在します(奨学金やインターンシップ、編入試験など…)そのような心配のある人達にとって、半年や1年の遅れは大きくて、非常に怖い部分があると思います。でも卒業年度に影響を及ぼすことなく、海外インターンシップに参加をする方法はあります!
春休みや夏休みの長期休暇に海外インターンシップへ行くデメリット
①中途半端な期間でのインターンシップになってしまう
企業にジョインし、業務を行っていくという海外インターンシップの形態を取りたいと考えた時、夏休みが例えば2カ月あったとしてもその期間の間しかインターンシップを行うことはできません。企業に入って、その中での自分の業務内容を理解し、仕事を行っていきます。2カ月間の間で業務内容を理解したうえで、業務を実際に行っていくことは可能だと思います。
でも2カ月間の間で、そこから成果を出し、改善しながら業務をアップデートしていくところまで持って行くのにはそれなりに時間がかかります。
インターンシップをする中で、最も力がつく部分は、業務内容を覚えてその業務を行い始めたその先です。PDCA(plan do check act) の check 以降ができないというのはもったいないことですし、インターンシップとしては失敗と言わざるを得ないかもしれません。中途半端な感じで期間が終了してしまい、帰国してしまうのは自分としてもなんとも後味が悪いですよね?
こうなってしまうと、海外に行ってインターンシップを行ったという事実は残りますが、そこまでなら誰だってできることですし、自らの成長を感じられるとは言い難いでしょう。
②事前に聞いていた業務内容だったり、自分が想定していた業務内容と違ったときに、リスタートが切りにくい
海外インターンシップを検討するとき、受け入れをしてもらう予定の企業との入念な打ち合わせは必須です。自分がどういうことをやっていきたいのか企業の担当者の方に伝え、それに対してその企業でどのようなことができるのか確認をしておく必要があります。でも、必ずしもその通りにいかないこともあります。
特に日系ではない企業でのインターンシップの場合にそんなことが起きる場合があります。例えば、キャライズ内でインタビューをさせてもらった、ガーナでのインターンシップを行っている方は、事前に受け入れ先と打ち合わせをしていたのにも関わらず、その内容と実際現地で指示された内容は全く異なっていたといいます。それに加えてその後の指示は何も無く、結局することが何もないという状態になってしまったといいます。
ただ、彼には時間がありました。
半年ほどの長期的なインターンシップを予定していたため、想定していた業務内容と違っていたり、仕事が何も無かった時に新たなスタートを切ることができました。
自ら受け入れ先の担当者の方に話をして、新しい事業を立案し、自らその事業をスタートさせました。しかし、もし彼が1ヵ月や2ヵ月の海外インターンシップを行っていた場合、何も無かったということに気付いて終わってしまったかもしれません。長期のインターンシップだったからこそリスタートを切ることができたのです。
実は海外インターンシップには研修プログラムもあれば、実際の業務を行うものもあり、短期で実際の業務を行うインターンはこのように「期間が中途半端になる」「思ったことと違う」というリスクが高いのです。
関連記事▶【期間・目的・種類別】後悔しない海外インターンシップの選び方ガイド(2020年最新版)
↑「海外インターン」の種類と見わけ方、活用方法を詳しく解説しています
③裁量権がそこまで与えられない可能性が高い
成功だと言える海外インターンシップの条件として
- 同僚が外国人
- 市場・取引先が海外・外国人
- 権限が大きい
という3つの条件を記事の中で紹介させていただきました。大きな覚悟と時間をかけて行くインターンシップですので、失敗をしたくないと考えるのが当然です。
関連記事▶海外インターンシップが就活に効くって本当?失敗せずに就職活動やキャリアに活かす「海外インターンの活用方法」
このなかの3つ目である、”権限”に関して、そこまで大きなものは与えられない可能性が高いです。何故なら、企業側からしても、1ヵ月~2カ月ほどのインターン生に対して大きな裁量権を付与したところであまりメリットはないと思ってしまうからです。自らで仕事を作って、事業をすすめていくには時間が足りません。
企業にインターンシップとしてジョインするという形を取る場合、自分の業務を拡大して行くことができるような時間を確保するほうが、有意義な海外でのインターンシップにすることが出来るでしょう。
春休みや夏休みの長期休暇でインターンシップを、効率的に行うおススメの方法
上述しているように、夏休みの間だけ企業にインターンシップとして入って”業務を行う”のはどちらかというとデメリットの方が大きいです。
企業に入って業務を行うのであれば、長期でインターンシップを行うことをおススメします。そこで、もし夏休みの間だけ海外でインターンシップを行いたいのであれば、
「研修型」の1~2週間ほどの海外インターンシッププログラムに参加をすることをおススメします!
春休みや夏休みの間だけインターンシップをすることのメリットとして挙げた、「休学や留年をする必要がない」ということに関してはもちろんそののままメリットとして享受できます。
また、先ほどのデメリットがどう解消されていくのか1つずつ見ていきましょう。
①中途半端な期間でのインターンシップになってしまう
1週間の短期のインターンシッププログラムであれば、主催側が1週間できちんと成長できるようにプログラムを作成しているため、何かを覚えている途中や取り組んでいる途中で帰国する心配はありません。また、ファシリテーターの方々から迅速なフィードバックを貰うことができます。短期間で効率の良い成長機会を得ることができます!
キャライズ内のインタビューの中で、短期インターンシップに参加した方々に語ってもらいました。
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1週間という短い期間ではありますが、休学や留年をせずに大きな成長、満足度を感じ、学びを得ることができるということがわかります。
②自分の想像していた業務内容と違った場合にリスタートが切りにくい
これに関しては、企業に入ってインターンシップをするのと、短期のインターンシッププログラムに参加するので属性の違いはありますが、短期のインターンシッププログラムは事前に入念な説明と、また今まで複数回行われていたのであれば、過去の参加者の声を知ることができます。事前に主催側とのしっかりとした打ち合わせや、第三者の声を取り入れることで、自分の想定と、実際のプログラム内容のミスマッチを防ぐことができます。
例えば、ベトナム、ホイアンで行われるインターンシッププログラム『武者修行』では、事前に全国各地で説明会が行われます。累計2,518名の過去の参加者がおり、プログラムに参加をした方々からプログラムについて教えてもらうことができます。また300名以上が参加している『グロキャン!』では、常に講師の方がLINEでの相談を受け付けており、気になったことがあったらすぐに質問をすることができます。
インターン情報▶『武者修行』の詳細はこちら
③の裁量権の話に関しては、ここではそれほど関係ないでしょう。なぜなら、研修型のプログラムはあなたが挑戦をするために作られており、大きな裁量権があることは間違いありません。
短期のインターンシッププログラムは企画立案の形を取っていることが多くあります。自らの足で客観的な事実を汲み取り、それを事業として立案・実行することが出来ます。
ベトナム、ホーチミンで行われる『グロキャン!』では、グループごとに街へ飛び出し、ヒアリングを重ねながら、自分達の案を様々な形態の事業を展開する現地経営者の方にぶつけ、フィードバックを得ることができます。1週間という短期間のプログラムの中で、PDCAを回すというビジネスの基本的なスキルを磨きながら、自分の出した答えを経営者の方にぶつけることができるので、実際に会社に入り、経営課題に対した解決策の考案をするというシチュエーションを切り取って経験することができます。
インターン情報▶『グロキャン!』の詳細はこちら
まとめ
春休みや夏休みの長期休暇にインターンシップをするメリット
- 休学や留年をしなくてよいため、卒業年度を延長しないで済む
春休みや夏休みの長期休暇にインターンシップをするデメリット
- 企業に入った場合、中途半端な期間でのインターンシップになってしまう
- 事前に聞いていた業務内容だったり、自分が想定していた業務内容と違ったときに、リスタートが切りにくい
- 仕事の裁量権がそこまで与えられない可能性が高い
そして、上記のデメリットを解決してくれるのが
1週間程度短期のインターンシッププログラムです!
しかも、最近はオンラインで参加できるものもあり、より参加の敷居が低くなってきています。
もちろんオンラインでも外国人との協働など、海外インターンならではの要素が体験できるようなプログラムになっています。
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春休みや夏休みの長期休暇に海外インターンシップを検討しているあなたには是非1週間ほどの短期のインターンシッププログラムへの参加をおススメします!